<<What's so unique about OPAL?>>
『オパールの何がそんなに珍しいの?』
オパールには澄んだ濃いブルーや様々な色合いのグリーンから輝かしいオレンジ、レッド、パープルなど、全ての色を持つ石です。(濃紺、青、緑、黄、赤、オレンジ、紫など七色全ての色が存在します。)
オパールにはブルーを基調とし、細かい模様が入っているものや、濃い色目に鮮やかな色が入っているものなど、色と模様の出方が無数にあります。
どの角度から見ても素晴らしい色合いと輝きを放っているオパールもあれば、一見、色彩の変化がなくても、動かしてみると見事な輝きを放つものもあります。
オパールは持つ角度によって色と模様の出方が変わります。他の色石にはない特徴です。
<<Opal mininig at Lightning Ridge>>
『ライトニング・リッヂでのオパール採掘』
オパールは地下25メートルのところでジャックハンマーやディガー、ボガー、ブロワーなどの機械を使って採掘します。
他のオパール鉱山に比べると、「露天掘り」と言われる掘削工法を用いることはあまりありません。
一区画の大きさは50平方メートルで、一人2区画まで権利を所有できます。
採掘者は登録前に安全に関する講義を受けなければなりません。その際には、鉱区の管理方法なども教えてもらえます。
掘る作業について
<<竪堀>>直径1メートルのドリルを使ってオパールがありそうな深さ(25メートルほど)まで縦に穴を掘ります。
<<横堀>>オパールがないか探りながら横に坑道を掘っていきます。
掘り出したオパール・ダート(オパールを含む土砂)はホイスト(巻き上げ機)や
ブロワー(吸引機)を使い地上にあるトラックの荷台に積みます。
今度はこのオパールの土砂をコンクリートミキサー車を改造して作った
アジエーター(攪拌機)の中に入れて数時間、洗浄します。洗浄が終り、そこに残った鉱石の中から
オパールらしきもやキラリと光るものがないか探します。
ライトニング・リッヂでのオパール採掘は個人で掘っているか、少人数で共同作業をしている人がほとんどです。
オパールの採掘は挫折感を味わったり、むくわれない努力に終ることもあります。オパールはそう簡単に見つかり
ません。逆を返せば、買うのはとても高いということです。でも時には大物に出会うこともあります。
そして、努力をする人にチャンスは与えられています。
オパールを堀り当てるという夢に引き寄せられ世界中からライトニング・リッヂへ来る人々が後を絶ちません。

The laungage of opal
[Some terms used around the opal fields]
『オパール用語解説』
(使われなくなった言葉もあります)
☆ブラックオパールとは
最も高価で希少価値が高いオパール。
ブラックオパールは地色が暗色をしていて、光を吸収するために色彩の輝きが引き立ちます。
ブラックという言葉はこの地色からきていて、石の表面の色を差しているわけではありません。
色の種類は前述の通り七色全てあります。
☆クリスタルとは
透明なオパールをクリスタルと呼びます。 このクリスタルも大変キレイなオパールで、
ダブレットや象眼細工に用いたりもします。 ライトニング・リッヂと言えばブラックオパールですが、
非常に美しいクリスタルオパールも産出されます。
☆ボルダーオパールとは
産地はクイーンズランド州で、鉄鉱石や焦げ茶色の砂岩を母岩に持つオパールのことです。
☆ポッチとは
ブラックオパールの色の出ていない部分を言います。通常は黒っぽい色か白、又は琥珀色をしています。
☆フォッシル(化石)とは
オーストラリアで産出されるオパールの大部分が1万100~200年前に形成された粘土からできたものです。
そのため、オパール化した骨や歯、貝、松ぼっくりなどもライトニング・リッヂから出土しています。
採掘者たちの間では変わった形をしたオパールを「フォッシル」と呼ぶことも
ありますが、オパール化した動物の骨だとは限りません。
☆ノビーとは
こぶしくらいの塊をしたブラックオパールの原石。ライトニング・リッヂでしか産出されません。
☆シームとは
地層状になっているブラックオパールの原石。ブラックオパールの原石はノビー又はシームの状態で発見されます。
☆オパール・ダートとは
オパールを含む土砂のこと。
☆ドリルとは
近年では、オパールを探し当てる確立を高くするために、多くの採掘者が大きなドリルを買うか借りています。
このドリルで直径約22cmの穴を開け、取り出した土や岩の中にオパールがあることを示すものがないか、
試掘をします。
☆ディガーとは
カギつめの付いた油圧式の機械。地下でオパールを掘るために使います。
自分で操縦しながら掘っていきます。
☆ボガーとは
先端にシャベルが付いている小さな機械。採掘したオパールの土砂をボガーでシャフト(たて坑)まで運びす。
オパールの土砂はシャフトから地上に運ばれ、トラックに乗せていきます。
☆ウインドラスとは
オパールの土砂を採掘現場から地上へ引っ張り上げる手動巻き上げ機のこと。
現在は、ブロワー(吸引機)やオートマチック・ホイスト(自動巻き上げ機)
が主流となっています。
☆オートマチック・ホイストとは
地下からオパールの土砂が入っているバケツをシャフトから地上へ引き上げ、
地上に出たバケツはレールの端までくると、ひっくり返ってトラックの荷台に落ちる仕組みになっています。
ライトニング・リッヂで考案された機械です。
☆ブロワーとは
巨大な掃除機のような風圧で吸い上げる吸引機。
地下で掘られたオパールの土砂をパイプで吸い込みシャフトから地上に吸い上げ、待機している
トラックに積み込みます。オートマチック・ホイストより、かなり後の近年に考案された機械です。
☆プロップとは
地下の採掘場で天井を支えるために使っていた木の棒。
ライトニング・リッヂに生息している糸杉の木が好んで使われています。
☆アジとは
アジエターを短縮した呼び方。
コンクリートミキサー車を改良して作った、オパールの土砂を攪拌しながら洗浄する機械。
☆ラターとは
オパール鉱山での嫌われ者。
採掘場やアジエーター、尾鉱などからオパールを盗む泥棒のこと。
☆ラフ(ROUGH)とは
カットされる前のオパール。
☆ラブ(RUB)とは
カットする機械を使って、不純物を取り除き、仕上げ前の荒削りされている状態のオパール。
☆オパール・カッターとは
オパールをカットする熟練の職人。
ラフやラブの状態から形を整え、磨きをかけ宝石にします。
☆オパール・カービングとは
特殊な方法でカットされたオパール。
オパールの色が出ている部分を残しながら削っていくので、二つとない形に仕上がり、
表面はデコボコしています。
☆ダブレットとは
オパールの裏に暗色の地(ブラックオパールのポッチを使っている場合が多い)を張り合わせ
2層構造になっているオパール。見た目はブラックオパールとよく似ています。
☆トリプレットとは
ダブレットと似ていますが、違うのは使用されているオパールが薄く、表面に水晶が乗った
3層構造になっています。
☆カラットとは
オパールなど、宝石の質量を表す単位。
1カラットは200ミリグラム。
☆ランナーとは
オパールの所有者に代わって売買する人。
委託販売が一般的です。
☆バイヤーとは
オパールを採掘者やランナー、他のバイヤーから買う人。
以上 ブラックオパールについて参考にしてください。
お音楽付き動画をお楽しみください。
<<オパールの硬度とお手入れ方法>>
オパールのモース硬度は5.5から6.5となっておりまして、どの程度かというと事実オパールでガラスの上をなぞると綺麗な線がガラスに付きます。 鉱物としては、独特でH2Oが結晶としてケイ酸と結びついて結晶の中に存在します。
「オパールは乾燥すると亀裂が入るので、熱とか強い光からは守られるべきです。」と言われておりますが、過去に2度ほど電子レンジに入れて“チン”をした実験を行いました。 結果は、何の変化も見られませんでした。
弊社で扱うルース(裸石)に関して、万が一ひび割れなどが生じた場合は、速やかにご連絡ください。早急に同等以上のルースと交換いたします。
但し、ルースをリングやペンダントに加工した際に石を台に留める際、台の詰めの部分に力を加えすぎて、ひび割れが生じた場合には、この補償は該当しません。 これはダイヤモンドでも起こることです。
ルースのお手入れ方法:
とても簡単で、セーム皮やめがね拭きで十分なので、これらで磨いてください。

保管方法:
巾着袋などには保管しないで、必ずルースケースに入れて、なるべく見える場所に保管して置いてください。
せっかく綺麗な宝石なのにタンス奥深くにしまって置くのはもったいないです。 リングやペンダントの装飾品としては、未完成でも立派に研磨されたルースは、見るだけで楽しくなるのがオパールの醍醐味でもあると小生は考えます!! オパールの色を楽しむには、角度だけではなく、様々な光によって輝きや色が変わってきますので、一度お手元の石を晴天の屋外、曇りや日陰、電球、白色蛍光灯、昼光色蛍光灯などに当ててみてください。 面白いくらいにその光によっても色は変わってきます。 実は、東京とシドニーとライトニングリッヂの太陽光でも違ってきます。 ちなみにプロの買い付けする方々は、太陽光(自然光)の下で検品チェックします。

余談:
オパールは、結晶水の形で水を結晶中に含んでいるので、水分などを与える必要は全くありません。 以前一部の鉱区から不純物を多く含むためひび割れの生じるオパールが国内外で流通したことはありましたが、弊社で扱うブラックオパールは、全てライトニングリッヂ産で過去にひび割れなどの無い鉱区から産出されたものを扱っております。
一部の宝石小売店などでは、未だにショーケースの中に水分を与えるために水を置いているのを見かけます。 これは消費者にとって失礼な話です。 そうして管理しないとダメな商品を売っている証ですからね。
ブラックオパールの産地であるライトニングリッヂは、夏場には、最高気温50度を超えるときもあります。 そしてオーストラリアの赤茶けたとても乾燥した大地から採取され、日本は湿気の多いところなので余程のことが無い限りは、ひび割れなどは起こりませんので、余計なご心配は不必要だと思います。
いづれにしても宝物であれば大事に扱ってください。 掃除、洗濯、洗物の際には、外してください。

<<オパールと遊色の起源>>
オーストラリア産のソリッドオパールは、非結晶体で、約5から9%の水分を含む硬性ゲル状の非結晶シリカ(二酸化ケイ素。水晶や砂に似た物質)です。
屈折率は約1.46、比重が2.10から2.13、そしてムートンストーンと水晶の間の約6度の硬度を持ちます。
オパールのほとんどは、約6千万年前、オーストラリア内陸部で、粘土の親基質の中の空洞に地下水により堆積した二次鉱物として生まれましたオパールが形成された粘土は、通常、百亜紀いわゆる恐竜時代のもので、そのためオパール化した先史時代の骨や樹木、貝などが見られることもあります。
オパール独自の特徴である遊色は、ルビーやエメラルド、サファイヤのように微量元素によるものではなく、形成の途中に無数の微小な二酸化ケイ素の丸い粒子がシリカゲルで接合するという、超顕微鏡的規模で発展した非常に珍しい構造によるものです。
粒子の直径の差が10%より小さい場合、それらの粒子は規則的な配列に固まることが可能で、粒子とその間の空洞が立体的に配置されます。


その空洞を二酸化ケイ素によりやや屈折性の低いシリカゲルが埋め、構造が規則的であるため空洞と空洞の間隔が可視光線の波長とほぼ同じになり、立体の「回折格子」ような働きをします。
それとまったく同じ現象が、適当な間隔で線が集まっているコンパクトディスクでも見られますが、この場合は平面に起こります。
ディスクでは、「回折」又は光の干渉効果により、白色光の下で虹色のスペクトルを全部見ることができます。
このように二酸化ケイ素の粒子の直径が、発生する最大波長つまり色を決定します。
最も大きな粒子から、赤が発生し、粒子の大きさはオレンジ色から緑、そして青を発する最も小さなものまで、徐々に小さくなっています。赤を発し、つまり「回折」する石は、それよりも短い可視波長を見せることが可能ですが、これはその石がオレンジ色や黄、緑、青などを発する可能性を意味します。
同様に、緑に等しい最大波長を見せる石では、特に斜めから見た場合、青や紫を発することがあります。 

石の白みがかったあるいは曇った部分は、色を回折するオパールに混入したポッチ成分によるものです。
ポッチは、オパールと同じ粒子が集まってできたものですが、粒子の直径が大きく異なったり奇形であったりしたため、回折色を見せる規則的な配列で固まることができなかったために生まれました。
その結果、すべての可視波長が不規則に拡散し、あらゆる色(波長)が混ざり合い発光を発します。
色が残っている場合もポッチから散乱する発光によって、色が弱められるとともに拡散します。ライトニングリッジから産出されるポッチの多くは色の濃い灰色や黒のもので、これらが最高級ブラックオパールの基底となっています。
オパールは多孔性と一般に言われ、参考文献にもそのような記述がありますが、オーストラリアのソリッドオパールは多孔性ではなく、汗や水分などを吸収することはありません。
多孔性で、宝石としては不適当な透たんハイドロフェーンと呼ばれるオパールの一種がありますが、この種のものはオーストラリアでは産出されません。

ブラックオパールの中には、際立った特徴を持っているものがあります。
これは、その石が持つ魅力が、同水準の他の石よりもはるかに大きいことを意味します。
人はそれぞれ、オパールを独自の見方で見ていますので、安価のオパールに大きな魅力を感じることも良くあります。
ブラックオパールの一つ一つが、どれも異なった特徴を表しているという事実は非常に大切なことです。
サファイヤやルビー、エメラルドなどの宝石とは異なり、どのブラックオパールもそれぞれ独特の色彩の組み合わせを見せます。
同じような二つの石を見ることは稀ですし、全く同じ石が二つ見られることはありません。
色彩の組み合わせが美しく魅力があるほど、その価格も高くなります。
ブラックオパールの多くは、あたかも巨匠の手で描かれたかのようです。


<<ブラックオパール>>
通常、ブラックオパールとは、不透明な濃灰色から黒色を主色とし、それを地色として、
様々な色彩が素晴らしい輝きを見せる単一(ソリッド)の天然石を言います。
淡色のオパールでは散乱し、色彩のきらめきを拡散して弱めてしまう白色光を、
暗色の地色が吸収するため、ブラックオパールでは視覚的効果と七彩色の輝きが更に引き立ちます。
最も高価なブラックオパールでも、最上層の色に、その下の色彩のない暗色の地色がちらついて見えること珍しくありません。
ブラックオパールは様々な場所で発見されていますが、宝石品位のものが商業規模で採鉱されている所は、
有名なニューサウスウェルズ州北部のライトニングリッジ産地だけです。


<<ボルダーオパール>>
堆積鉄鉱石の漂石(ボルダー)に細かい筋となって現れることから、この名が付けられました。
すばらしく美しい、奇麗な半透明の色彩を放つものが時々見られます。
色層は、密度の高い茶色の鉄鉱石の基底に自然に固着しており、そこから切り離すことはできません。
ボルダーオパールはオーストラリアのクイーンズランド州で採掘され。
ここ以外では見られません。通常、ボルダーオパールの品質がブラックオパールと同程度の場合、価格はより安価となります。


<<南オーストラリア州のオパール>>
南オーストラリア州の三大オパール産地であるクーパーペディとミンタビーとアンダームーカでは、ライトオパールの大部分を長年に渡り産出しています。
ソシテミンタビーに於いては少量のブラックオパールも産出しています。
ライトオパールはブラックオパールに較べ希少価値は少ないですが良質の物は高値で取引されております。
参考文献:Bureau of Mineral Resources (now Geoscience Australia)